リコとアレックス

週末、家族はディズニーランドへ一泊旅行。一人取り残された私は、日曜日の夜をどう過ごすか思案しました。こういう場合、たいてい文庫本を片手に、なじみの英国スタイルのパブに行き、夕食も兼ねてゆっくり過ごすのですが、この日は久しぶりに映画を観ることにしました。

候補作品はふたつ。
ひとつは、ものすごく観たい映画だけど、映画館が遠い&古そう
もう一方は、テレビCMが印象に残った程度だけど、映画館が近い&設備良し

私の中で軍配は後者にあがり、夕方に出掛けました。結果、モロモロの理由で激しい後悔をおぼえる映画鑑賞でした。やっぱりジョニー・リコ(後述)に会いに行けば良かったと思いながら、帰り道に刺身やらを買い込んで帰宅、そしてテレビの前でひとり晩酌。それはそれでちょっぴり有意義。

時計じかけのオレンジ DVDとVHS

でも、心の片隅にあるモヤモヤは拭えず、ほろ酔いの勢いもあり、手に取ったのはご存じ

時計じかけのオレンジ


冒頭始まって1分、思ったのは「完璧!」

もう十数回も観ているので今更ストーリーを追うことはせず、むしろ何か瑕疵を探してやろうと、おちょこを片手に鑑賞。

結局、屋台骨を揺るがすようなキズは見当たらなかったことにして、その日のモヤモヤ感とは無事に決別、そのまま就寝と相成りました。

いつの日にか、候補作品のもう一方、ジョニー・リコとともにバグズどもを蹴散らしに行く夢を見ながら。

オレンジメイル 2008年 8月配信分


追記:候補作品だったふたつのうち、観に行けなかったのが、ハインライン原作のSF小説「宇宙の戦士」を映画化した「スターシップ・トゥルーパーズ」のシリーズ3作目。この映画の主人公がジョニー・リコ。なお、バグズとは昆虫型宇宙生物のこと。B級テイストに溢れ、かつ、皮肉の利いた反戦映画。

ちなみに、アレックスは「時計じかけのオレンジ」の主人公の名前。

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