西麻布バーオレンジ?

西麻布バーオレンジ ウェブページへようこそ!

2000年5月2日、西麻布の住宅街のなかに「バーオレンジ」は誕生しました。

オーセンティック・バーとして、スタンダードカクテルはもちろんの事、新鮮な素材をつかったカクテルや、幅広く揃えたシングルモルトウィスキー、豊富に並ぶカルヴァドスなど、厳選したボトルの数々と、それらと相性の良いチーズやチョコレートなどをお楽しみいただけます。


ネット上ですべてをご紹介するのは難しいのですが、西麻布バーオレンジ ウェブページにて、雰囲気の一端を少しずつでもお伝えしていければと思います。

お酒やバーの事に関する、多少専門的な言葉・中身についての解説を試みた「用語を判りやすく解説」のページや、逆に、読書や映画、或いは海外での出来事などを綴る、お酒などからは少し離れた「コラム集」といった読み物のページは、どんどん充実させていく予定です。

どうぞご期待ください!

西麻布バーオレンジ店内

西麻布バーオレンジのコンセプト

西麻布「バーオレンジ」オープンの際に、みなさまへお送りした挨拶文があります。
ただ、今(2007年現在)となってはその文章を目にされていないお客様のほうが随分と多くなりました。加えて、まだ見ぬ「近い将来のバーオレンジのお客様」に対しましてもこれを機会に、我々が目指した「バーオレンジ」のカタチと想いをギュッと詰めた文章をご覧になって頂きたいと思います。ちょっと長いですが……。

(前文略)

さてこの度、念願であったバーを開店することとなりました。
名前は「 Bar Orange 」と申します。

思えば1999年3月7日、完璧主義者で知られたスタンリー・キューブリック監督が新たな世界へと旅立たれました。かねてより、敬愛してやまないキューブリック監督の作品の中からキーワードを選りだし、それを店の名前にと考えておりました。

数ある作品のなかで、一番の衝撃作であった「時計じかけのオレンジ」から仮に「オレンジ」と名付けて具体的な準備に入った矢先の出来事でした。

映画「 時計じかけのオレンジ " A CLOCKWORK ORANGE " 」は、自然やみずみずしさの象徴である一人の人間に、機械仕掛けの治療を施し、相反するものが同居する矛盾を、皮肉を込めて描いた作品です。

一方、西麻布「 Bar Orange 」では、一般的には硬質な空間に見られがちな冷たいサービスとは一線を画し、「硬」の中にも暖かく人間味あふれるおもてなしを、しかも、それらがなんら矛盾することのないよう努めて参りたいと思っております。

店というのは、お客様方によって成長できるものと我々は考えます。まだまだ人間としても未熟な上、この「オレンジ」もまだ結実したばかりです。馥郁たる果実に成長できるよう、皆様の愛情を注いで下さることを願ってやみません。

どうぞ御来店を心よりお待ち申し上げております。

2000年 5月 中山憲昭 中山奈美江

それでは「西麻布バーオレンジ ウェブページ」をごゆっくりお楽しみください。