2001年宇宙の旅シリーズ

宇宙の旅・関連作品群

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SF映画の金字塔、という枕コトバとともに語られることが多い、映画「2001年宇宙の旅」。映画の脚本として、映像の制作と同時進行のような形で書かれた原作(小説)の著者は、これまたSF界ではおなじみ、アーサー・C・クラーク。この小説「2001年宇宙の旅」には続編があります。

2010年宇宙の旅」は映画としても続編が作られたので、あるいは観た人も多いかと思います(監督はキューブリックとは別の人)。つぎに、75〜6年の周期で地球に接近する事で有名なハレー彗星に、人類が降り立つところから話が始まる「2061年宇宙の旅」が三作目、そして、なんと「2001年宇宙の旅」のストーリー中、宇宙船の外に投げ出された乗組員が千年もの間、宇宙空間を漂った末に海王星付近で救出されるという、冒頭からビックリするような話を糸口にして、我々に千年後の未来を見せてくれる「3001年終局への旅」で「宇宙の旅」シリーズは完結します。

宇宙の尺度では、千年万年なんて針の先で突ついたほどの時間なのはわかっておりますが、それでも西麻布バーオレンジがオープンして6年(注:当時)というのは、そもそも比較するのもおこがましい時間だというのがよく理解できます。

オレンジ便り 2006年 10月配信分


追記:上の文章は、2006年当時に書かれたメールマガジンの一部です。何の因果か、ちょうどこの文章を編集しなおして、写真やら何やらをウェブページ用に準備中だった、まさに2008年3月19日、アーサー・C・クラーク卿の訃報に接する事となりました。

「2001年宇宙の旅」を通じて親交のできた、キューブリックとクラークの両巨匠でしたが、片や21世紀を目前に控え、片や「2010年宇宙の旅」まであと少しというところで、共に3月に亡くなったことに何やら因縁めいたものを感じます。

アーサー・C・クラーク 早川書房

 
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